シカゴ出身で現在はLAに拠点を置くNyloの新しいEPが発表されていました!!というか、またも勉強不足で彼女については初めて知ったのですが、去年辺りからインディ界隈では話題にのぼっていたようです。時間を見つけて以前のEPなんかも掘ってみたいと思います。
まずNyloについてですが、パッと調べた感じBiographyらしきものが見当たりませんでした…何ででしょう。作品を聴いて判断しろってことなんでしょうかね。
サウンドは、昨今のある種の裏メインストリームとも言えるThe WeekndやRhye(というかRobin Hannibal)の系譜に置かれるような、LAビートシーンとR&Bとを結んで開いたような作品に。
プロデュースにはTricky Stewartや、今年以降ブレイク必死なJhene Aikoとも仕事しているFirstcuffsといった面々。また、Nylo自身も楽曲を手がけていますが、そちらも悪くないです。
02. Fool Me Once
まさにThe Weekndあたりに通じる、エレクトロニカとトラップを混ぜたようなサウンド。PVも幻想的な作りでグイグイ引きこまれます。このPVで初めてNyloさんを見ましたが、まず白人なんですね(この女性がNyloだった場合ですが)。どこか影のあるワルい女を感じさせ、楽曲の雰囲気に伴って官能的なPVに仕上がってます。パッとSeihoのI Feel Raveを思い出しました。色味なんかは真逆ですが。
05. Take It Back
この曲がいわゆる現行R&Bに一番近いかなと思いました。声が本当に透明感あるクリアな印象なので、コーラスが非常に美しいです。アクセントとしてちょっと声いじったりしているのですが、小手先で下手なことしなくても十分聴けるのになぁと思いました。フックが変拍子っぽいノリになったりで、素直に聴かせないあたりはニクいサウンドになっています。
他にも、オマージュなのか03. Breakfast At Tiffany'sといったタイトルからしてサンプリングな一曲や、Nylo本人プロデュースの意外とアップテンポなノリの良い06. Blurred Linesといった楽曲もあり、シンガーとしての幅を感じさせるEPになっています。
どうやら秋には続編となる"Indigo Roses"のリリースも控えているようで、そちらも楽しみになってきました。しかしR&Bシーンも次々と面白いアーティストが出てくるなぁ…。
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