Funky Freshin'

日々リリースされる膨大なHip Hop / R&Bの海に溺れながら音源を紹介していきます

TA-KU-50-DAYS-FOR-DILLA521pxblog
めちゃくちゃ久しぶりに更新します…。ほんと最近リアル仕事に忙殺されておりました。多分これからも頻度はマチマチですが気楽にやっていこうかと思います。

そんな中でチェックしていたのがこちら。 Hip Hopリスナーよりもむしろ、DJやMCといったプレイヤーのクチコミでジワジワ注目を集めていた豪州の新鋭ビートメーカー、TA-KUの作品です。
もともとはBandcampで一日一曲をノルマにして50日間ビートメイクをするという企画モノでリリースされた作品でした。こちらはその前半25日分をまとめたアルバムになっています。今回は日本限定でフィジカルリリースされるとのことで、僕もそちらをゲトりました。

ビートのコンセプト(というかTA-KUとしての嗜好性)が言わずと知れたレジェンド、J Dillaへのトリビュートとなっていて、随所にそのリスペクトを感じられる音源の数々になっています。
正直に言ってポストJ Dillaという触れ込みで紹介されるトラックメーカーは数多く出てきましたし、そのなかにはDillaのメソッドだけなぞったような、ポリシーがあまり感じられないものもありました。

ですが、このTA-KUの織り成すビートは、トリビュートと言えども単純なDilla直系とは異なるHip Hopへの愛を感じられる作品となっています。
特徴的なのがドラムで、Dillaのあの独特な無機質で硬い印象とは違い、非常に重厚な力のある音を選んでいます。これによって、Hip Hopとしての強度が一段階上がった印象を受け、また人間味を感じることができます。

Day 1
 
テンションの高いファンク・サンプルとヴァース部分の音の抜き方など、DillaというよりJust Blazeなんかに通じるサウンドですね。やはりこういったビート集だとDonutsと比較してしまうのですが、Donutsがアルバムとしてのストーリー性があったのに対し、本作は一曲の中にドラマティックな展開があるのも特徴と言えるかもしれません。


今でもBandcampから入手することもできますし、待ちきれないかたは後半25日分も合わせてチェックしてみるのもオススメですよ。僕はおそらく出るであろうフィジカルリリースを待つことにしますw






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