Funky Freshin'

日々リリースされる膨大なHip Hop / R&Bの海に溺れながら音源を紹介していきます

evanholt-temptations
以前にも紹介したNew Jerseyの新鋭ビートメイカーであるThelonious Martinと、San DiegoのラッパーEvan Holtのジョイントアルバムがドロップされました。まだ聴けてないのですが、Evan HoltはBandcampにも作品を上げており、"From Me To You"でも一曲参加しています。もしかするとBandcampきっかけで繋がったのかもしれないですね。今風ですなぁ…

Thelonious Martinを書くときには"J Dilla直系の..."というような論調になってしまいますが、今作を聴くと、Dillaの意匠はそのままにRapがのることを意識したビートメイクがされているように感じました。
また、随所に9th Wonderを思わせるような、一見するとめちゃくちゃなチョップだけどそこがむしろ気持ちいい、
Hip Hopの魅力であるラフネスなグルーヴを聴くことができ、非常に心地よいです。

Evan Holtは程よいアングラ感を漂わせたフローと声で、Slum VillageやThe Pharsydeを思わせるようなラップになっています(そこがThelonious Martinの琴線に触れたのかもしれません)。なにせトラックがアクの強いものが多いなか、邪魔をするでもなく主張するでもなく、ゆるーくたゆたう雰囲気のラップも「わかってる」感じがして心強いです。

06. Pic N' Roll

2分弱の短い曲ですが、2人の感じが良くわかる曲だと思います。PVも断片的なイメージを紡いでいってるような夢遊感のある仕上がりで、早回しのコーラスとピアノの音が印象的なサウンドともぴったりハマっています。
ふと思いましたが5lackや16 Flipあたりの日本のビートシーンにも似ているかもしれないですね。どちらかというと日本人の方がこの雰囲気好きかも。

他にも、上の06と続いているのかと思うようなコーラスチョップがイカす07. Ready For Day、Roy Ayers - Everybody Loves The Sunshine使いですがチョップの仕方が新鮮な09. Sunshineなど、単純にビート集としてもクオリティの高いアルバムになっています。さらにEvan Holtとの相性もすごく良く、本格的に彼らでユニットとして活動してるところをもっと見たいと思いました。

とりあえずEvan Holtのソロ作をチェックするところから引き続き始めていきまっす!!



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