オーストラリアはシドニーのビートメイカー、Pedram Rouzbehani a.k.a. P.R.の新作がbandcampでリリースされていました!!ちなみにname your price。良心的ですねー。
オーストラリアといえば本ブログでも紹介したTa-Kuや現行ファンクバンドのDojo Cutsなど、最近にわかに注目されている地域でありますが、そこから出てきた新鋭といった所でしょうか。トロントといい、最近はUS/UK以外のビートシーンがすごく注目を集めてきていて面白いですね。
本作のサウンドですが、いわゆる「ジャジー・ヒップホップ」と呼ばれるようなスタイルで、非常に日本受けが良さそうな音です(この呼び方で括るの、本当は好きではないですが)。それもそのはずで、インタビュー記事を読むと彼のサウンドに影響を与えたアーティストが、日本のジャジーヒップホップの雄、Nujabesだそうです。
ピアノやサックスと言ったジャジーな要素に強めのヒップホップビートを合わせた、まさにNujabes、まさにHydeoutな感じのサウンドなので、あまり違和感無くスッと聴くことができます。参加しているアーティストもSkyzoo、SubstantialにBluと、まぁハズレのないメンツと言えます。
01. Set The Scene ft. Skyzoo, Substantial
あまり言うこともないようなジャジー感。Substantialなんかは自身のアルバムでもこういった嗜好のサウンドを追っていますので、本当ピッタリハマっています。Skyzooも相変わらずのラップ巧者っぷりで難なく乗りこなします。
05. We Will Make It ft. Cise Star & Blu
スローながら力強いドラムと、アンビエントなトランペットの音が印象的な一曲。落ち着いた声で淡々とラップするCise Starと高音でどこかフワフワした雰囲気で畳み掛ける(結構珍しいかも)Bluのラップのコンストラストが心地よいです。
色々調べていて知ったのですが、向こうではChillhopとかJazzyhopとか言うみたいですね。個人的に「ジャジー・ヒップホップ」はその括られ方や聴かれ方の乱暴さ含めてあまり好きではないので、本当はこういった感じでもう少し細分化しても良いのかもなぁ、と思いました。
しかしオーストラリア熱いっすね~。おそらくまだ見ぬ巨人たちがゴロゴロ眠っているはずなので、いつか機会を見てオーストラリアシーンもごっそり掘ってみたいところではあります。
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