Californiaのアンダーグラウンドシーンの雄、BluとVirginiaを中心に活動するプロデューサーであるNottzの、突然ともいえるコラボ作がリリースされました。ホント突然だったんですが、何か前触れとかあったんでしょうか…
知ってる人には言わずもがなの、アンダーグラウンドからメインストリームまで幅広く活動し、もはやシーンに欠かせない2人のタッグであり、それぞれファンが多い両者ですから、聴く前の期待度は相当高いものがありました。
Bluは前作の"York"がかなり独特なテイストで、僕はあんまり相容れることができずに通り過ぎてしまっていました。しかし、Exileとのコラボ作であり、クラシックの呼び声高い"Below The Heavens"でBluにはすっかりヤラレてしまってるので、さらにそこにきてNottzとのコラボとあっては、本作も聴かないわけにはいきません。(BluとExlieは最近ツアーで来日していましたね。)
本作は、そんな"York"の雰囲気は一蹴するようなテイストで、非常にHip Hop密度が高いEPに仕上がっています。やはりBluはセルフプロデュースより誰かにサウンド面でアシストもらったほうが良いモノできますね。
客演には最近やたらと目にするNitty Scott MC、このブログでも以前紹介したANTHM、Homeboy Sandman、Aloe Blaccなどなど。BluとNottzの両方のコネクションから集った感じでしょうか。
01. Boyz II Men ft. Nitty Scott MC
ここまでのBluからしてみると、かなり驚きのアッパーな幕開けになっています。Just Blazeとかが好きそうな派手目のホーンと強いドラムが印象的なサンプル使い。
Nottzプロダクションとしても結構意外なサウンドかなぁと思いました。意外性があって相当インパクト強い一曲です。Nitty Scott MCのフック映えする声も良い感じ。
04. End Of The World ft. Rashad
一転して落ち着いたネタ使いと、"らしい"たるんだシンセメロが気持ちいい曲になっています。やっぱりこういった雰囲気がBluにはあっているな~と改めて思いました。Remixという名の別バージョンも収録されていますが、こちらのほうが好みです。
ちなみにフックで参加しているRashadというシンガー、ちょっとわからなかったのですが、これから出てくる感じなんでしょうか。最近はJukeのRashadからIsaiah Rashadから、ラシャドづいていて区別つきにくいっすね…
今回は6曲というEP形式での配信となっていますが、このタッグの相性の良さが際立つ作品だと思います。お互い地力があるアーティストですので、安心して聴けますね。
ただ、安心して聴けるぶん、あまり強い印象を持つことができませんでした(一曲目のBoyz II Menくらい)。これがフル・アルバムくらいしっかり曲数があると、色々遊んだり攻めたサウンドが聴けて、また違った印象をもてたのかもしれません。
要はフル・アルバムでもう一発出してくれませんか…ってことですw
まずはそれまでこのEPを楽しみたいと思います!!
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