アトランタのアップカマーなR&Bシンガーである、Lamar Starzzの最新となるミクステが発表されていました。前にリリースされたデビュー作、"H.E.R. (Hear, Everything, Right)"の続編となる位置づけです。
"H.E.R."自体が今年発表の作品なので、彼に関する情報が本当に少ない…今は作品を通して知る情報がほぼ全てになっています。こちらもなかなかに良作でしたので、気になるかたはチェックしてみると良いです。
作品を聴いていると、UsherやTrey Songzといった正統派のスイートR&Bといった趣きで、意外と今の現行シーンのなかでは新鮮な響きに聞こえました。最近はオルタナ系やチル・ウェイブからくるか、カウンターで生音を取り入れた新生ネオ・ソウルの流れが多いですからね~。
プロダクションは、K.E. On The Track、Mayo、247といった面々。K.E. On The TrackはChris BrownやTamar Braxtonとも仕事していたり、MayoもTrey Songzのプロデュースをしていますので、ストレートなR&Bの雰囲気が色濃く出ているのは自然なのかもしれません。247というプロデューサーは知らなかったのですが、結構今作でも良い曲を作ってきてます。
03. Put It On Me Right Now
このフックの"Put It On Me Right Now~"のリフレインの感じとかたまらないっすね。この作品、ボーカルにスクリューかけた声質にしていたり、エフェクトをかけていたりと色々やっていて、フィーチャリング参加が無いのですが通して聴いていても寂しい印象は受けません。ただ、ラッパーの参加は一曲くらいあっても良かったですね。前作も全編ソロだったのでそういうコンセプトなのかもですが。
他の曲も本当に王道を地で行くようなサウンドです。前作の"H.E.R."で収録されていたようなブロウ系の派手な鳴りのサウンドはなくなり、スロウ~ミッド手前くらいのノリで突き進むため、強烈なインパクトは実は前のほうが合ったと思います。
ですが、個人的にはこちらの志向のほうが断然好みですし、いわゆるベッドサイド・ミュージックとしても機能するような甘いテイストはこれからの季節にピッタリはまっています。
ベッドサイドどころかオフトゥンでの睡眠生活のため、この曲が映える場面が現状無いのが悲しいですが、いつかその時が訪れるまで大事に聴いていこうと思います。
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