Funky Freshin'

日々リリースされる膨大なHip Hop / R&Bの海に溺れながら音源を紹介していきます

tylerwoods-christmaslp
昨日に引き続いてアップカマーなR&Bシンガーのご紹介。Tyler WoodsのクリスマスをコンセプトにしたEPがリリースされていました。

アップカマーとはいえTyler Woodsもキャリア自体は長い印象です。もともとは9th Wonderが主宰するIt's A Wonderful World Music Groupから作品をフリーでリリースしていて、トラックメイカー集団であるThe Soul Councilの方向性を決めるようなシックで落ち着いた大人の雰囲気をまとっていました。

今回のEPはD-Blockからのリリースということで結構意外でした。ディールがD-Blockなだけで所属はしてないのかもです。このへんはちょっと情報がなくて確証が持ててないですが…
プロデュースには盟友である9th WonderとE. Jones、そしてKid Capliが参加しています。こちらも意外。

あと、これまでと違うなと感じたのがTyler Woods自身のセルフ・プロデュースの楽曲が多かったこと。まぁ予算といった現実的な側面も多少はあるんだと思いますが、それでもアルバム全体として一本芯が通っていたので悪くなかったです。本人的にも好きにやれていいのかもしれませんね。

01. How Does It Feel ft. Kid Capli

これなんか聴いてると非常にソウルフルで、60年代あたりを彷彿とさせる歌いっぷりです。Kid Capliよくわかってるなぁ~といった感じでしょうかw
また、9th Wonder、E.Jonesプロデュースの楽曲も同様にオールディーズなネタ使いなのですがこちらもかなり良いです。このへんは勝手知ったるメンツなのでクオリティが保証されているので安心でした。

本人プロデュースの楽曲も、ソウルネタサンプルとImpeach使いがナイスな02. Christmas Time In The Cityやホーンの派手な鳴りがきらびやかに彩られる07. Who You Loving For Christmasといったあたりが良い感じでした。このままプロデュース/シンガー両刀で突き進むのもアリだなぁと思いました。


そろそろ世の中も本格的にクリスマスづいてきて、アーティストも各所でクリスマスをコンセプトとした楽曲やEPをリリースし始めていますね。クリスマスは愛を語りやすいR&Bシンガーにとって稼ぎどころかもしれないですしね。

ちなみに音楽ブログとしてすばらしい記事を執筆されている「キープ・クール・フール」さんで、bandcamp上にアップロードされているクリスマスをテーマにした楽曲の特集がされているので、こちらで雰囲気にひたるのもオツですね。愛する人がいるかたは2人でしっとりと、そうでない方もこれだけの曲を聴いていたらいつの間にかクリスマスも終わっているはずなのでピッタリです。

 キープ・クール・フール:BANDCAMP CHRISTMAS 2013




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