ミックステープだけでなく色々なEPも年明けからガンガンドロップされていきます。Freeで出しているものから（当然といえば当然なのですが）有料のものまでリリースされている中で、気になったものをピックアップして紹介したいと思いまっす!!
デトロイトのアンダーグラウンド界隈を暗躍するプロデューサーApollo Brownと、こちらも西海岸アンダーグラウンドシーンにおいて無くてはならない存在となったPlanet Asiaのジョイント・アルバム、"Abrasions : Stitched Up"がMellow Music Groupからリリースされていました。あとで触れるGensu DeanとPlanet Asiaがもともとコラボ・アルバムとしてリリースした"Abrasions"から、Apollo BrownがRemixしたようなアルバム構成になっています。原曲のアッパーな雰囲気から一転して早回しソウル声ネタが気持ち良い01. Bar Mitzbah、Apollo Brownらしいシックなネタチョイスの03. God Hour ft. AA Rashid & Tristateなど、オリジナルと合わせて聴くとより面白い作りです。
そして同日にリリースされた、ダラスのプロデューサーGensu Deanと、J Dillaなどとも多く共演しているデトロイトのハーコーラッパー（死語かも）、Guilty Simpsonとのジョイントアルバムが"Dice Game : Shaken"。 ジャケからもわかるように２枚が対になっているアルバムで、こちらはApollo BrownとGuilty Simpsonがもともとコラボ・アルバムとしてリリースした"Dice Game"のRemix版になっています。コラボ相手のスワップという、非常に珍しい形です。双方ともサンプリング主体ですが、Apollo Brownの内省的な音作りに対し、ある程度アッパーな雰囲気でのネタ選びをするGensu Deanという方向性の違う２人なので、どちらの版も新鮮に聴こえます。
あいだは空きながらもコンスタントにEP等をリリースしているZion Iの最新となるEP、"The Masters Of Ceremony"。これまでもエレクトロだったりドラムンだったり積極的に取り上げていくスタイルの２人組でしたが、今作では少しテイストは抑えめに、しっかりとしたHip Hopサウンドをを聴かせてくれています。シンプルなギターリフのループが激シブい01. Supreme、B.E.P.のようなハネたダンスっぽいサウンドの05. Danger Zone ft. 1-O.A.K.などが聴きどころかな。僕のつたない英語力で読解したところ、「"The Masters Of Ceremony"は、Hip Hopカルチャーを表現するシリーズ作の第一作」となるようで、この読みが正しければブレイキング、グラフィティ、DJの３つについてもスポットを当てた作品が今年リリースされるかも。楽しみです。
Taylor Gangとサインして今年以降の活躍が期待されるMC、Ty Dolla $ignの1stとなるEP、"Beach House EP"。これまでにBeach Houseの名を冠したミクステを２作出していて、さらにこのEPとなるので紛らわしいことこの上ない…。Rich Homie Quanのスタイルにも似た、ラップと歌の境界をフラフラ行き来するようなフローで、今後の流行にもなりそうなラップの持ち主です。客演もとにかく豪華の一言で、Casey VeggiesにB.O.B.、もちろんテイラーギャングのWiz KhalifaやFrench Montana、そしてBlack HippyからJay Rockまで、とにかく現行を代表するアーティストが強烈なサポートをしてくれています。それに全く押し切られずに彼らしさを出していて、かなり良いEPになっていると思います。特にラストの07. Never Be The Sameの泣きのメロには結構やられてしまいました。サウンド面でもDJ Mustardが良い仕事をしてくれています。
なんとなく今回は全部フリーではない作品でそろえてみました。たまにはシーンにちゃんと貢献しているんですよ、というところをアピールしておかないとｗ本来であればこれらの形が正常なわけで、今のフリーDL文化には感謝をしていかないといけませんね。タダで聴いといて文句言う、というのではなく、作品の良いところをきちんと聴いて、そこを少しでも紹介していけたらと思います。
デトロイトのアンダーグラウンド界隈を暗躍するプロデューサーApollo Brownと、こちらも西海岸アンダーグラウンドシーンにおいて無くてはならない存在となったPlanet Asiaのジョイント・アルバム、"Abrasions : Stitched Up"がMellow Music Groupからリリースされていました。あとで触れるGensu DeanとPlanet Asiaがもともとコラボ・アルバムとしてリリースした"Abrasions"から、Apollo BrownがRemixしたようなアルバム構成になっています。原曲のアッパーな雰囲気から一転して早回しソウル声ネタが気持ち良い01. Bar Mitzbah、Apollo Brownらしいシックなネタチョイスの03. God Hour ft. AA Rashid & Tristateなど、オリジナルと合わせて聴くとより面白い作りです。
そして同日にリリースされた、ダラスのプロデューサーGensu Deanと、J Dillaなどとも多く共演しているデトロイトのハーコーラッパー（死語かも）、Guilty Simpsonとのジョイントアルバムが"Dice Game : Shaken"。 ジャケからもわかるように２枚が対になっているアルバムで、こちらはApollo BrownとGuilty Simpsonがもともとコラボ・アルバムとしてリリースした"Dice Game"のRemix版になっています。コラボ相手のスワップという、非常に珍しい形です。双方ともサンプリング主体ですが、Apollo Brownの内省的な音作りに対し、ある程度アッパーな雰囲気でのネタ選びをするGensu Deanという方向性の違う２人なので、どちらの版も新鮮に聴こえます。
あいだは空きながらもコンスタントにEP等をリリースしているZion Iの最新となるEP、"The Masters Of Ceremony"。これまでもエレクトロだったりドラムンだったり積極的に取り上げていくスタイルの２人組でしたが、今作では少しテイストは抑えめに、しっかりとしたHip Hopサウンドをを聴かせてくれています。シンプルなギターリフのループが激シブい01. Supreme、B.E.P.のようなハネたダンスっぽいサウンドの05. Danger Zone ft. 1-O.A.K.などが聴きどころかな。僕のつたない英語力で読解したところ、「"The Masters Of Ceremony"は、Hip Hopカルチャーを表現するシリーズ作の第一作」となるようで、この読みが正しければブレイキング、グラフィティ、DJの３つについてもスポットを当てた作品が今年リリースされるかも。楽しみです。
Taylor Gangとサインして今年以降の活躍が期待されるMC、Ty Dolla $ignの1stとなるEP、"Beach House EP"。これまでにBeach Houseの名を冠したミクステを２作出していて、さらにこのEPとなるので紛らわしいことこの上ない…。Rich Homie Quanのスタイルにも似た、ラップと歌の境界をフラフラ行き来するようなフローで、今後の流行にもなりそうなラップの持ち主です。客演もとにかく豪華の一言で、Casey VeggiesにB.O.B.、もちろんテイラーギャングのWiz KhalifaやFrench Montana、そしてBlack HippyからJay Rockまで、とにかく現行を代表するアーティストが強烈なサポートをしてくれています。それに全く押し切られずに彼らしさを出していて、かなり良いEPになっていると思います。特にラストの07. Never Be The Sameの泣きのメロには結構やられてしまいました。サウンド面でもDJ Mustardが良い仕事をしてくれています。
なんとなく今回は全部フリーではない作品でそろえてみました。たまにはシーンにちゃんと貢献しているんですよ、というところをアピールしておかないとｗ本来であればこれらの形が正常なわけで、今のフリーDL文化には感謝をしていかないといけませんね。タダで聴いといて文句言う、というのではなく、作品の良いところをきちんと聴いて、そこを少しでも紹介していけたらと思います。
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