Funky Freshin'

日々リリースされる膨大なHip Hop / R&Bの海に溺れながら音源を紹介していきます

少ないですが3曲ほど、最近良く聴いている作品をば。

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レペゼンニューヨークの白人ラッパー、Double A.B.のEP、"True Romance"。ジャケはちょっと物々しい雰囲気で敷居が高そうな感じがしますが、中身は真っ当な東海岸サウンドです。2012年頃にDub Sonataというプロデューサーとジョイントアルバムをリリースしていて(Dub Sonataは本作でも参加)、本作はそれ以来のリリースになっている模様です。
サンプリング主体の派手なサウンドに野太い声でスピットしていく、わかりやすいスタイルで非常に聴きやすい。特に02. The Bluesのネタ早回し感はDiplomatsのそれを思い起こさせるようで、以前紹介したMaffew Ragazinoにも通じる部分があるかと。他にもクレジットに名前を載せちゃった04. Trouble ft. Taylor Swift (しかしプロデューサーの名前がExtraordinaly Gentlemanとは…)、Wu-tang一派のDom Pachinoを客演に迎えた08. Daddy Was A Pimpなど聴くべき曲は多いです。

お次はアリゾナのMC、Collins.の最新ミクステ、"Sincerely, The Mixtape"。こちらもジャケだけ見ると思いっきりベイエリアな音を想起してしまう雰囲気ですが、Trap系のサウンドは控えめになっていて東好きの方々でもあまり違和感なく聴ける作品だと思います。
とにかく13. Brooklyn Basementという耳ヲ貸スベキな非常にカッコ良い曲が収録されており、それだけでDLする価値はあるはず。客演として参加もしているQuxがプロデュースしている本作は、スモーキーな声ネタと音数少ないながらファンクネス溢れるチョップで、Collinsの硬く熱いラップが映える好曲です。

PVもシンプルながら、いなたい雰囲気が伝わる演出。この曲、ホント色んな人にジャックして欲しいなぁ…。

そして3作目はこちらも個人的に期待度高かった、シカゴのMC、Verbal KentとノースカロライナのビートメイカーであるKhrysisがタッグを組んだジョイントアルバム、"Sound Of Weapon"。Verbal KentはApollo BrownとRed PillとのUgly Heroesでも名を知られている実力派MC。対するKhrysisは9th Wonder率いるJamlaに所属し、プロデューサー軍団であるThe Soul Councilの一員としても活動しています。最近だとSick Teamの新作、"Sick Team II"にRemixerとして一曲参加していますので、それきっかけに知った方も多いのでは。
この作品自体はお互いの音楽性をリスペクトしあったような、相性の良さを感じる曲が続きます。もともとVerbal Kentもブーン・バップなHip Hopを嗜好していましたし、Khrysisのモコモコした音像のサンプリングワークの上をラップするのはお手の物といったところでしょうか。03. Hunched Over Chess Boardsなんかは、これぞKhrysisというようなサウンドで思わず頭を振ってしまうようなノリがたまらない。
ただ、全体的にUgly Heroesの雰囲気を踏襲したというか、Khrysisのワークス自体がApollo Brownのそれに近い印象を受けました。Verbal Kentがトラックのチョイスをしていたのかもしれないですが、もっとKhrysisらしいドギツいチョップの曲を聴きたかったなぁとも思いました。 また、ラストに9th WonderがRemixを提供していて、こちらは最近の9th Wonderらしい、ハイファイなネタ感あるサウンドでナイスでした。

なぜかRemixのPVが上がっていました。寒そう。


気を抜くとSchoolboy Qが出ていたり、気がつくとRick Rossが炎上していたりPharellが大ヒットしていたりと色々ありますが、時間が取れずあまり聴けていないのが悔しい…
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