Funky Freshin'

日々リリースされる膨大なHip Hop / R&Bの海に溺れながら音源を紹介していきます

夏が終わり冬が近づき人肌恋しくなるこの季節。
そう、スクリューが恋しくなる季節ですね。

cover

アメリカではホームカミングという、大学に卒業生を招くパーティ的なことをやる季節ですが、
Chopstarsの若大将ことSlim Kが、カニエ・ウェストがハートブレイクする前あたりの
カレッジシリーズをチョップする企画モノ のミクステをドロップしました。

2000年代初頭に思いっきりヒップホップにヤラれた身としては、
"College Dropout"は自分の人生を変えた1枚であり、
"Late Registration"のTouch The Skyはクラシックであり、
"Graduation"でカニエがヒップホップの枠を越えたと感じていた当時、
まさか約10年後に自分がこんな紫色の世界に浸っているとは思いませんでした。 

一言でいえば懐かしいトラックの数々がスクリューされてくると、
早回しされていたはずのチャカ・カーンやカーティス・メイフィールド、
ルーサー・ヴァンドロスにマーヴィン・ゲイの声がバックで高らかに歌い上げる様子が
顔を出してくるのが非常にたまらない作品になっています。

Slim KのDJももはや熟練の域に達し、軽妙な2枚使いやフランジャーで飛ばすところも
絶妙に気の利いた、言うことのない逸品だと思います。

蛇足ですが僕も就職して2年目くらいに母校(日本です)の
ホームカミングパーティに招待されて行ったことがあるのですが、
いまいち何をするのか招く側も招かれる側もよくわかってない感じが独特のグルーヴを生み出していました。



他にも、ここ最近のChopstarsの面々のお仕事熱心な姿を。

Slim K / Nice & Slow 51 (Sexual Remedy)
cover (1)
Slim Kの本業とも言うべきNice & Slowシリーズの最新は、
現行R&Bの最新ヒットを余すことなくスクリュードアップしたストレートな作品で、
The InternetやTory Lanez、The Weeknd、Bryson Tillerなどなど
スクリュー界の"What's Up"コンピ的な意味合いも強い1枚です。

ちなみにここ最近話題になっているBryson Tillerの"TRAPSOUL"は、
Slim Kさんがしっかりスクリューされていますのでそちらもどうぞ。
TRAPSOUL、よかったですねぇ。

ジャケが強烈ですが、スクリューのおかげで良い雰囲気になったかたの成功体験をぜひ一度聴いてみたいものです。
というか、そういう然るべきタイミングで皆さんがセレクトするBGMが何か、という話題でお酒を飲みたい。



DJ Ryan Wolf / Wolfie Takes Over The Summer (Chopped Edition)
cover (2)
DJ Ryan Wolfがリリースした"Wolfie Takes Over The Summer"。
身も蓋もない言い方をすると現行Hip Hopの最新をコンピして全部遅くしたミックステープです。

Drakeが全世界にいじられた(でも曲自体は最高だった)"Hotline Bling"や、
Migosのパピラこと"Pipe It Up"など、夏から秋にかけて一度は聴いたような作品が並びます。

同タイトルでスクリューは行わない、普通のミックステープも同時にリリースしていたのですが、
圧倒的にこっちのほうがよく聴いてます。



DJ Hollygrove / The Shit Here Nigga
cover (3)
ラストはDJ Hollygroveが主宰するコンピレーションシリーズの最新作。
こちらはDLしようとすると40曲超が収録されていて「えぇ~...」と思ったのですが、
いざ聴いてみると前半は普通のミクステ、後半は同じ並びのトラックを丸々スクリューするという、
1枚で2度おいしい作品となっていました。いろいろアイディアを出してきますね。 

本作はこれまで紹介した作品とは違い、サウスのアンダーグラウンド・シーンから
ズブズブのトラックをコンパイルしてきており、本来のスクリューモノの雰囲気に近いかもしれません。

オリジナルと比べながら聴くことができるので、こうみえて一番とっつきやすい作品かも。




このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット

トラックバック